着物マナーなど
階段の昇り降り

右手で上前と下前を5cmほどつまんですこし持ち上げ、つま先で上り、つま先から降ります。

1、振袖では、まず揃えて重ねた両袖を左肘にかけ、ハンドバックはその左手で持ちます。

2、空いた右手で上前を5cmほどつまんで持ち上げ、つまづかないように上り降りします。
階段が終わったら、裾の乱れなどをきれいに整えましょう。
いすに座る

両方の袖のたもとを左手で持ち、帯をつぶさないように浅めに腰かけます。もたれると帯がつぶれてしまうので、気をつけましょう。バックを置く場所がないときは、いすの背もたれに置きます。

両方の袖のたもとを左手で持ち、帯をつぶさないように浅めに腰かけます。もたれると帯がつぶれてしまうので、気をつけましょう。バックを置く場所がないときは、いすの背もたれに置きます。
車に乗る

1、バッグを持っている場合は、奥のシートに置きます。振袖では、両袖を合わせて体の前で揃えましょう。

2、乗り込む時に頭をぶつけないように低くして、シートに浅めに腰かけます。

3、両足を揃えてお尻を軸にくるりと体を回転させて車内に入り、膝の上に載せた袖を手でおさえるようにします。いすに座るときと同じように、背もたれにもたれないよう気をつけて。
お手洗いのとき

[振袖のとき]1、長いお袖をゆるくひと結びして、両腕にそれぞれのお袖を掛けます。こうすると、お袖が邪魔にならず、床について汚れる心配もありません。

[袖の短い着物のとき]1、袂の中央を帯締めと帯の間にはさみます。こうすると、袖が短くなるので手を洗うときにも水がかかる心配がなく便利です。

2、着物→長襦袢→裾除(または着物スリップ)と上から順番に一枚ずつめくり、すべて一緒に腰の上まで引き上げます。用事がすんだ後は先ほどとは逆に肌に近いものから一枚ずつ元のように下ろします。